今回は、奈良県北葛城郡にある倉庫の屋根改修工事をご紹介いたします。
経年劣化による雨漏りや見た目の悪化していた倉庫のスレート屋根を、安全性と耐久性を重視し、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根材を被せる「カバー工法(リファインルーフ650)」を採用し工事しました。
施工前後の変化や、使用した屋根材の特徴について詳しくご紹介します。
まずは施工前の状態をご覧ください。
写真でもおわかりのように、屋根全体が黒ずみ、白いカビや苔がびっしりと付着している状態でした。
築数十年が経過しており、屋根材には波型スレートが使用されていました。
スレート屋根は軽量で施工性が高く、倉庫や工場などに多く使用されていますが、年月とともに表面の防水性が失われ、写真のようにコケ・藻・カビが発生しやすくなります。
また、強風や寒暖差の影響でスレートが割れたり、屋根下地にまでダメージが及ぶ恐れもあります。
このような状態の屋根には、塗装よりも耐久性と施工性を重視した「屋根カバー工法」が最適と判断し、ご提案いたしました。
今回は、日鉄鋼板の「リファインルーフ650」を使用したカバー工法を採用しました。
写真は施工完了後の様子です。
見違えるほど美しくなり、屋根としての機能も大幅に向上しました。
今回使用した「リファインルーフ650」は、日鉄鋼板が提供する高機能屋根材です。
以下のような特長があります。
ガルバリウム鋼板にフッ素樹脂などの高耐候塗装が施されており、紫外線や雨風にも強く、長期間美しさを保ちます。
1㎡あたり約5kgと軽く、既存の屋根に負荷をかけず施工が可能。建物の耐震性にも貢献します。
シャープでシンプルな波型形状が特徴で、工場や倉庫に調和する美しい外観に仕上がります。
ハゼ締め方式により、高い防水性能を確保しつつスムーズな施工が可能。雨漏りのリスクを最小限に抑えます。
スレート屋根の劣化が進んだ倉庫でも、カバー工法により見た目の美しさと防水性がよみがえりました。
「リファインルーフ650」は、倉庫や物流拠点などの大規模な建物に特におすすめできる屋根材です。
屋根の劣化が気になる方や、塗装だけでは不安という方は、ぜひ一度「屋根カバー工法」の選択肢をご検討ください。
ひなたペイントでは、建物の状態やご予算に合わせた最適なプランをご提案いたします。
お気軽にご相談ください。